決算短信から決算サマリー記事を配信するプロダクトを投資先が開発中

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人工知能研究を大学時代からやってきた若手投資先が、日経新聞の決算サマリー的な感じで決算短信から決算説明記事を自動的に作成するデモを数日で創って見せてくれた。はてなとオークファンの決算説明をアウトプット。完成度はまずまずの状況。今後、メディア×フィンテック×人工知能をテーマにプロダクト開発を続けていく方針です。

 

○決算短信のPDF

・はてな 2017/7期 2Q

http://www.nikkei.com/markets/ir/irftp/data/tdnr/tdnetg3/20170228/acy2mu/140120170224406870.pdf

 

・オークファン 2017/9 1Q

http://www.nikkei.com/markets/ir/irftp/data/tdnr/tdnetg3/20170214/acem3f/140120170214498971.pdf

 

○デモアウトプット---
①株式会社はてなが2月28日に発表した平成29年7月期第2四半期決算は、売上高が前年同期比26.1%増の909百万円、経常利益は前年同期比50.7%増の196百万円、営業利益は前年同期比40.1%増の195百万円、純利益は120百万円(前年同期比44.7%増)でした。
雇用・所得環境の改善傾向が続くなかで、各種政策の効果もあって、緩やかに回復していくことが期待されておりますが、海外経済の不確実性や金融資本市場の変動の影響に留意する必要があるなど、予断を許さない状況です。
当社がUGCサービス事業(注)を展開するインターネット関連業界におきましては、「消費動向調査」(内閣府経済社会総合研究所)によりますと、平成28年のスマートフォン世帯普及率は67.4%(前年比6.8%増)と普及が進んでおり、今後もスマートフォン市場は更に拡大していくものと予測されます。

 

②株式会社オークファンが2月14日に発表した平成29年9月期第1四半期決算は、売上高が前年同期比74.6%増の919百万円、経常利益は前年同期比32.2%増の161百万円、営業利益は前年同期比△23.7%減の80百万円、純利益は67百万円(前年同期比△57.1%減)でした。
当社グループは、昨年取得いたしました株式会社リバリュー(返品・滞留品など在庫の流動化支援企業)、株式会社スマートソーシング(複数ECの一括管理、商品在庫自動連携システムなどの提供企業)、また株式会社デジファン(企業のオムニチャネル、O2O支援)の継続的な成長と当社グループ間での事業シナジーの拡大に取り組んでまいりました。
具体的には、ネットオークション・ショッピングの比較検索サイト「オークファン」をはじめとした情報提供(インターネットメディア)事業、卸企業様・メーカー様等を対象とした在庫流動化のマーケットプレイス運営事業及び、法人向けにインターネット上での販売活動支援等を行うソリューション事業を展開しております。

 

一緒に開発に加わってくれる方を募集しています。 関心ある方は @kinoshitay まで。

 

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Skyland Ventures定例MTG 2017/3/6メモ

Skyland Venturesは毎週定例ミーティングを月曜にしており、そこで話したことをメモ代わりに公開します。

Skyland Ventures定例MTG 2017/3/6

・ビッグマーケットとニッチトップの企業の立ち上げ方は違う。引きこもり型にはニッチトップをまず目指させるべき。

・スタートアップの1年目はIVS Launchpad に登壇すべき。
ウェルスナビ(2015年に登壇、2年で20億円超の資金調達)、ウィンクル(Gateboxを提供、LINEが買収)など資金調達・資本市場での成果が出ている。

・DCM Ventures パートナー本田さんとの面談。
Sansan、freeeなどへ最近では投資。1社あたり15-20億円の投資を実行。
ビッグピクチャーを描けるか、産業構造の議論を行うとても素晴らしい方でした。

・ユニットエコノミクスの議論をきっちりしてシリーズAに向かおう。ただ資金を集めるべきではない。

・スタートアップのファウンダーはハッカーである必要がある。エンジニアタイプが好きだが、ビジネス系であっても、その業界への初期の入り方をなんらかハックすると良い。

・東大の1-2年にプログラミングをやって貰いたい。

スタートアップを始めるために"経験がない"という問題は、もう解決されている

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【勝手にしやがれ!20回記念/アドウェイズ設立16周年記念】中卒だってリスクじゃない!アドウェイズ岡村が語る、新しいことを始める方法

 

スタートアップを始めるために"経験がない"という問題は、もう解決されている

いつも楽しみにしているアドウェイズ岡村社長の勝手にしやがれ!ブログより、とても良いことが書いてあったので紹介したい。元のブログはこちら。

okuri-bunt.hateblo.jp

 

アドウェイズ岡村社長の言うとおりだと思ったのはこのあたり。

 

〜経験がないから始められない人達へ〜

高山:知識や経験がないから(新しいことを)始められない時はどうすればいいんでしょう。

 

岡村:僕はこのインターネットの商売を始める時、パソコンも使えなかったんです。それでよく始めようと思いましたねって言われますけど、逆にその時にインターネットのこと知ってる奴がいたのかって話です。

今インターネットで大きい会社って、その時期に参入して、知らないけどなんとかなった人達じゃないですか。そういう人がこれだけ大勢いるんだから、知らないとか経験がないとかってことは、やるかやらないか決める上でそんな重要じゃないはずなんです。

 

高山:知らないで成功してる人はいくらでもいると。

 

岡村:確かに「経験がない、だからできない」っていうのは本当の話なんですよ。だって経験がないんですから。ただ、これがいつの話かっていうと、実は江戸時代の話なんですよ。

 

高山:江戸時代……

 

岡村:はい。お前経験がないだろ、だからできないだろというのは、江戸時代では本当だったんですよ。ただ、今って平成じゃないですか。平成は、経験がないからできないって繋がらないんですよ。

だってスキューバダイビング始めたかったら、とりあえず道具売ってるお店の人に聞けばいいじゃないですか。本屋行ったら入門書を売っていて、読み込めば下手に経験ある人よりも詳しくなれますよね。だいたい今時グーグルでなんでも調べられるじゃないですか。

 

高山:確かに、いくらでも手段はありますね。

 

グーグルで調べる、本屋に行く、知ってる人に電話する。昔はグーグルも本屋も電話もなかったから、経験がないとできなかったんです。今はグーグルも本屋も電話もあるんで、ここで調べればできるんですよ。

 

高山:そっか、経験がないからできないってのは古いのかぁ。

 

岡村:インターネットができて、そこに誰かの体験や知っていることが共有されてるわけじゃないですか。それを誰でも見れて、人の経験や知識を自分のものにできる。だから、始める上で経験がないっていう問題は、実はもう解決されてるんですよね。

 

何か新しいことを始めるのにあたって、経験よりも、調べる・聞くが大事な時代に

インターネットで情報が一般化されたことで、その業界での数年、数十年の経験よりも、調べることであっという間にラーニングできることが大事な時代になった。

 

調べる方法を具体的にあげるとすれば

・ネット検索(グーグル)

・人に聞く(知人から行くか、ソーシャルメディアなど)

と言ったことによって解決できる。この調べることを細かく繰り返せる人には問題はあってないようなものだ。

 

ちょうど先日イベントに来て頂いた労務のクラウドソリューションを法人向けに提供するSmartHR 宮田 昇始 (@miyasho88)さんに来ていただいた際にも、業界を知らなくても事業を立ち上げられる。それにはやり方とコツがあるという話も。

labs.skyland.vc

 

経験が無いからこそ、前を向いて調べる・聞くをやっていける人がスタートアップすると良いなと思ったものです。