20歳離れた人と理由なく仲良くしよう

20歳離れた人と理由なく仲良くしよう

20-25歳の投資先に、40-45歳のエンジェルやベンチャーキャピタリストの人に投資して貰うようにすると、20歳離れた人達が共に仕事する機会になる。

こういう機会をつくって行きたい。

 

と言うのをふと考えることがあった。

 

20歳離れた起業家と投資家のマッチング

僕らの投資先の中で、現状の連続的成長だけでなく、非連続に成長し、大成功を期待している会社があるのですが、それらの会社には20歳以上年の離れた投資家がいるケースが多いのかもしれない。

 

よろペイ社長の大山敏浩氏とマネックス社長の松本大氏

大山敏浩氏 1991年生まれ

松本大氏 1963年生まれ

 

28歳の差。よろぺイは個人間決済と、暗号通貨領域のスタートアップですが、マネックス松本大氏の支援を受けた後にグローバルブレイン百合本安彦氏が主導した4億円の資金調達を実現し、現在も事業推進をしている。百合本さんも1956年生まれであり、大山氏とは35歳の差がある。これだけの年齢差の人を味方に付けたと言える。

 

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「お金の管理」の再定義、お金の貸し借りをメモできる『よろペイ』がマネックス松本大氏から資金調達 | Pedia News

お金の貸し借りメモアプリ「よろペイ」、運営元が4億円調達——ICO関連事業の展開も視野に | TechCrunch Japan

 

アイデミー社長の石川聡彦氏と東大エッジキャピタル社長の郷治友孝氏

 

石川聡彦氏 1992年生まれ

郷治友孝氏 1972年生まれ

 

20歳の差。アイデミー(Aidemy)はAI分野に特化したプログラミング学習サービスを運営している。彼らの出会いは2名とも東大出身であり、石川氏はAIを大学時代に専攻し、郷治氏は数百億円のVCファンドを代表者として運営しながらもAIなど次世代のテクノロジーを学習するために東大の博士課程にてこの1年学んでいるそうなのですが受講していてその講義の中で出会ったそうです。まだ事業立ち上げに時間のかかるAI領域のスタートアップにおいて東大エッジキャピタルのようなテック領域への理解のあるVCと、そこでの経験を最も培って来た郷治さんの存在は大きなものです。

  

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人工知能プログラミング特化型のオンライン学習サービスを手がける株式会社アイデミー、東京大学エッジキャピタル(UTEC)などからシードファイナンスを実施|株式会社アイデミーのプレスリリース

 

 

引用

木下 慶彦 - 20-25歳の投資先に、40-45歳のエンジェルやベンチャーキャピタリストの人に投資して貰うようにする... | Facebook

若手の言うことを聞くことが投資の失敗を防ぐコツ

ベンチャーキャピタル運営5年の中での大失敗 

僕のSkyland Ventures 始めて以来の5年の活動の失敗だなと思うのは
・アソシエイト Yoshitaka Okayama氏
・投資先の若手起業家
からの推薦の投資をたくさんたくさん断ってきたことである。

 

投資するかどうかを真剣に考えずに理由付けて断って来てばかりだったけど。それがダメだと思ったのが2年くらい前の2015年あたり。以来、岡山氏、若手起業家からの推薦のシード・アーリーステージは全部投資するつもりで話してます。

 

結果的に合意に至らないケースもありますがこれからも、若手の言うことを聞いて投資を決めて行きたい。

 

著名VCの語る投資の失敗の本質

 

メルカリやgumi、グノシーなどの初期投資家として著名なEast Ventures松山太河さんも下記のように振り返る。

 

<投資の失敗について> 
僕のような小型のアーリーステージの投資組合にとっての投資の損失というのは、そもそもの掛け金が比較的小さいので、全損であっても影響は小さい。
最大の投資の失敗というのは、目に見えない「投資すべきだったのに投資しなかった」機会損失にあるように思える。

代表的な失敗事例をあげておきます。

・グリー初期にの元ネットエイジで一緒に働いていた山岸氏(現副社長)から相談を受けた際に、時価総額が×億で高いな~と思った。→いまでは東証一部の時価総額数千億の日本を代表する会社に。
・当時まぐまぐでアルバイトしていた佐野君が料理サイト作ってて、当時僕は、「趣味のサイトか~ ひまなのかな~」と思っていた。→月間UU2000万人のクックパッド

・アクセンチュア時代の先輩吉松さんに喫茶店によびだされて、当時まだ大学生だった田中良和氏と一緒に話を聞いて、化粧品のメルマガを出すんだ、と説明された時には「吉松さん!!オトコなのに!!!」と思って、どうやって資金の相談につながらないようにするか、懸命に話をそらしていた。→@コスメ大成功 一部上場おめでとうございます!

・eGroupsの日本法人取締役を引き受ける際に、サンフランシスコで、eGroups創業者1人のカール・ページから、今度弟が起業して検索サイトを始めたんだ、と弟さんを紹介されたけど、「え!いまさら!検索エンジン!!!アルタビスタかよw!Gooooogle!死ぬほどスペルうちにく!」と思った。
あと弟が兄より出世するなんて、ありえないと自信を思っていた。
→ラリー・ページは、その後神速で世界制覇

・ネットエイジ時代に西川さんとシリコンバレーの「Idealab」を訪れた際に、小さなスペースに机がちょこっとだけあったOvertureを見つける。ビジネスモデルを聞いたら、「検索結果に広告を差し込むんだよ!」と聞いて、帰りしな西川さんと2人で「!!!ぜったいに!!!この会社は!!!ダメですね!!!!!」と確信していた。
→その後Yahoo!が買収、Googleも採用するビジネスモデルに

ちなみにその際に、多数の机とスタッフで大きなスペースをわが者顔で占めていた玩具ECの「eToys」をみて、僕も西川さんも「この会社は勢いがあって!一番成功しそうですね!!!」と言っていた。→デラウェア破産裁判所で2001年倒産
ほんとうにわからないものです。。。

引用 勉強note: 投資の失敗について

 

投資先起業家からの推薦スタートアップへの投資

あまりもう若手では無い投資先ですが、八面六臂 松田 雅也さんからの紹介の会社にも今回アーリーステージで投資させて頂くことになりました。

 

松田さんとはかれこれ5年投資家・起業家としてやっておりますが、彼の初の推薦の会社なので投資合意に至り良かったです。

 

投資先の紹介であってもなかなか理由を付けて投資できないケースも多い訳ですが、投資先の紹介は全社投資していく方が良いのではないかと思っています。

 

木下 慶彦 - 若手・歳下の言うことは聞いた方がいい。 SVの5年の活動の失敗だなと思うのが、 ・アソシエイト... | Facebook

今なおインターネット好きな学生に読んで欲しい『ウェブ進化論』

最近ウェブ進化論を読み直す時間があり、とても良いなと思い、学生向けの講演の場でもこの本を紹介しました。ウェブ進化論はシリコンバレーからインターネットのことを発信し続けるコンサルタントでありブロガーだった人物で、2006年に出版され、2004-2009年に大学生を過ごした僕にとっては当時とてもインターネットの可能性を言語化された本として影響を受けました。

 

ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる (ちくま新書)

ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる (ちくま新書)

 

 ウェブ進化論を読むとわかることは、Before GoogleとAfter Googleですべてが変わったかのようなシリコンバレーやインターネットの2005年前後の歴史を感じることができる。

 

それ以外にもあたり前のようで、相当インターネットのことが好きでないとそれぞれのワードを説明出来ないだろうと思われる各キーワードがストーリーの中で紹介されており、とても読みやすい。

 

・インターネット
・チープ革命
・オープンソース
・ムーアの法則
・産業革命の歴史と情報革命
・検索エンジン
・ロングテール
・API
・SEO
・ウェブサイトとウェブサービス
・Web2.0
・インターネットのこちらとあちら
・アフィリエイト
・ブログ

 

10-20代の人には今なおオススメしたい本です。