「自分が使ってみたいものから小さく始めよう」Twitter創業者ジャック・ドーシーが語ったスタートアップにとって大事なこと

 (写真提供:若いお友達の Nano (@nano_graphic)さん)

小さく始めよう

先日、母校である早稲田大学理工学部にてTwitter・Squrareという2社の世界的なインターネット企業の創業者であるジャック・ドーシー (@jack) が講演が行われました。

 

当日は参加者がいっぱいで会場の映像を中継して配信して見る学生もいたくらいの盛り上がりとなりました。

 

世界中で月間ユーザー(MAU)が3.3億人にもなるTwitterの創業者として有名なジャック・ドーシーですがこのような巨大サービスを運営する会社の創業者が「小さく始めよう」との話を繰り返ししていたことは印象的でした。

 

自分が使ってみたいものから小さく始めよう

下記では講演の様子をツイートまとめ形式で紹介します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

他の方がまとめた講演記録はこちら

・ジャック・ドーシー特別講演まとめ - Togetterまとめ

https://togetter.com/li/1171101

 

・Jack Dorsey(Twitter,CEO)講演会『創業時から変化を支えたもの。』(1/2) - yuhei.work

http://bit.ly/2ATIxAa

 

・Twitter創業者ジャック・ドーシー講演会@早稲田大学 (音声中心)

https://www.youtube.com/watch?v=2XZXjz7E2Pk

 

小さく始めることの意味

小さく始めるということが多数のシード・アーリーステージのスタートアップに関わらせて頂く中で、とても大事なことのように最近改めて思っており、とても大事なテーマであると思っています。

 

ちなみにジャック・ドーシー以外でも、Facebookの初期投資家・Paypal創業者のピーターティールは「小さな市場の独占を狙え」、Y Combinator創業者のポール・グレアムは「スケールしないことをしよう」という話にも通じるところがありグローバルレベルの起業家でアーリーステージなどの新しい事業を見ている人達は、同じような視点があるように感じておりおもしろいものだと感じています。あと、日本の起業家では家入一真さん(@hbkr)は、自分が使いたいと思えるものをつくろうということを各所で言っているなと思います。

 

Skyland Venturesを通じて多数のスタートアップが始めているプロジェクトに対しても、小さく始める一歩に対して投資を見逃さず投資して行きたいと思っています。

 

それから、ジャック・ドーシーは11/19で41歳らしい、おめでとうございます!

 

また今回の講演は 石田健さん(@ishiken_bot)ツイートで知りました。ありがとうございます。

起業家が投資家(VC)に対していつもオープンでいること

起業家が投資家(VC)に対していつもオープンでいること

VC(投資家)の人が投資先のセンター見学に行きたいと言う話があり、繋いで良いかと投資先に聞いてみたところ

「投資家の人には自社のセンター見学に時間取ります。IRは必要なことなので。」

と投資先が言っていた。どれだけ忙しくしてても、そう言う風にいってくれると、これからも資金調達をサポートして行かねばという気になる。

 

自分が都合の良い時にしか投資家に会いたく無いタイプの起業家もいるが、起業家には投資家その他に対して一定オープンな姿勢は必要だなと。そして、投資先のことをもっともっと注目して貰えるようにして行かなければならないと考える日になった。

 

木下 慶彦 - VC(投資家)の人が投資先のセンター見学に行きたいと言う話があり、繋いで良いかと投資先に聞いてみたとこ... | Facebook

 

20歳離れた人と理由なく仲良くしよう

20歳離れた人と理由なく仲良くしよう

20-25歳の投資先に、40-45歳のエンジェルやベンチャーキャピタリストの人に投資して貰うようにすると、20歳離れた人達が共に仕事する機会になる。

こういう機会をつくって行きたい。

 

と言うのをふと考えることがあった。

 

20歳離れた起業家と投資家のマッチング

僕らの投資先の中で、現状の連続的成長だけでなく、非連続に成長し、大成功を期待している会社があるのですが、それらの会社には20歳以上年の離れた投資家がいるケースが多いのかもしれない。

 

よろペイ社長の大山敏浩氏とマネックス社長の松本大氏

大山敏浩氏 1991年生まれ

松本大氏 1963年生まれ

 

28歳の差。よろぺイは個人間決済と、暗号通貨領域のスタートアップですが、マネックス松本大氏の支援を受けた後にグローバルブレイン百合本安彦氏が主導した4億円の資金調達を実現し、現在も事業推進をしている。百合本さんも1956年生まれであり、大山氏とは35歳の差がある。これだけの年齢差の人を味方に付けたと言える。

 

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「お金の管理」の再定義、お金の貸し借りをメモできる『よろペイ』がマネックス松本大氏から資金調達 | Pedia News

お金の貸し借りメモアプリ「よろペイ」、運営元が4億円調達——ICO関連事業の展開も視野に | TechCrunch Japan

 

アイデミー社長の石川聡彦氏と東大エッジキャピタル社長の郷治友孝氏

 

石川聡彦氏 1992年生まれ

郷治友孝氏 1972年生まれ

 

20歳の差。アイデミー(Aidemy)はAI分野に特化したプログラミング学習サービスを運営している。彼らの出会いは2名とも東大出身であり、石川氏はAIを大学時代に専攻し、郷治氏は数百億円のVCファンドを代表者として運営しながらもAIなど次世代のテクノロジーを学習するために東大の博士課程にてこの1年学んでいるそうなのですが受講していてその講義の中で出会ったそうです。まだ事業立ち上げに時間のかかるAI領域のスタートアップにおいて東大エッジキャピタルのようなテック領域への理解のあるVCと、そこでの経験を最も培って来た郷治さんの存在は大きなものです。

  

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人工知能プログラミング特化型のオンライン学習サービスを手がける株式会社アイデミー、東京大学エッジキャピタル(UTEC)などからシードファイナンスを実施|株式会社アイデミーのプレスリリース

 

 

引用

木下 慶彦 - 20-25歳の投資先に、40-45歳のエンジェルやベンチャーキャピタリストの人に投資して貰うようにする... | Facebook