尊敬する経営者・VC投資家の持つマインドセット

尊敬する経営者・VC投資家の某氏のインタビュー企画にご一緒する機会があった。

 

彼との話の中で、尊敬する経営者・VC投資家の持つマインドセットを改めて考える機会となった。

 

彼への尊敬するポイントは過去の関係性や感覚的なものでは無く、明確なチェックポイントがあって、こう言う方と長く仕事をして行きたいと感じているので下記に書きました。


尊敬する経営者・VC投資家の持つマインドセット

・ディールを単独リードできる

投資はやるかやらないかが大きく、本来的にはYES/NOを明確化させた方が互いのコミュニケーションコストは低い。しかし、真ん中のような判断をする人(例 引き続き検討したい、他の様子を見たいなどの話をする)が多い中、その彼は単独で意思決定を行い、その結果そのディールをリードする。

 


・スピード感やそのスケジュールのコミュニケーション

自身の意思決定自体を即断即決で決めて行くと共に所属組織全体のスケジュールを引いて、そこに向けたタスクリストをきちんと引き、投資検討しているスタートアップにフィードバックする。

 


・相手へのリスペクトがある

相手の年齢問わずリスペクトの気持ちを持ちながら接する。ちなみに彼自身は経営者として新しい事業の立ち上げを苦労をして来たし、起業経験があった訳では無いから起業家・VC投資家などのあらゆるプレイヤーにリスペクトを持てていると話していた。


・身近なところから来た話にきちんと向き合う

意外と身近に感じる人の周りの話は友達ディスカウント的な割引が入り、スムーズに話をしなかったりする。それらをせず、きちんと目の前に来た球に対してバットを振っている。

 

以上

 

ここからは余談ですが、もう4-5年前に初めて会ったのですが、某氏は僕からすれば2018年上場した某著名スタートアップへのアーリーステージ投資を主導したことなどからスタートアップ界隈として目立っていたが、いち早く気付いていた人はいなかったそうで、それについて今日のインタビューでコメントしてくれた。加えて、木下がVC投資案件を何個も持ってきた結果、上場企業取締役時代には投資担当役員のような立場になって行ったとも思うとのことでした。


某氏は僕が最も尊敬する経営者・投資家の1人ですが、このように言われたのは素直に嬉しかったことです。僕自身、32歳になり、Skyland Venturesとしても6年超になりましたが何度も仕事出来る人と言うのは貴重であり、今後も彼のような人を大事にして行きたいと思います。

 

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Skyland Venturesのスタートの2012年から6年の経過したこと

Skyland Venturesの1号ファンド組成から本日で6周年になりました、これまでお世話になった皆様、そしてこれからもお世話になるであろうみなさま、引き続きよろしくお願いします。

この3年は若手投資にフォーカス、その活動を1つ体現しているコワーキングスペースのハイブシブヤもスタートから3年経ちました。初期入居企業のhachidori のイグジットが今月発生し、5億円でつくった1号ファンドがようやくリクープしました。この間、数倍から10倍超まで投資リターンを持っていったVCやこの間、数百億円〜数千億円の時価総額の会社をつくった方もいるなか、恥ずかしい実績ですが、本日同じくハイブ入居企業のクラスターの世界初のVRライブが今まさに開催されているなどまだまだ僕らの実績は少ないですが、ここから引き続き結果を出すべく畳み掛けます。リスク取って出資頂いた皆様もうしばしお待ちください。

また、最近ここ数年を振り返り、どんな人に投資するべきかをあれこれ考えましたが大きいビューがあるとかエンジニアリングが出来るとか、トレンド的な事業であるとか、そう言うのも大事ですが、『信頼関係があり絶対諦めない人に投資したい』と思っています。

本日も誰も知らない若手の超有望スタートアップに投資実行しました。今年を駆け抜けた1年にすべく、色々仕込みが出来て来たのでこの1ヶ月で10社シード投資します。今後も多数のシード起業家へ投資し、年商100億円、1000億円になる経営者として大きく成長するスタートアップの輩出にコミットします。

SVのコアメンバーとしては6年前にインターンでやってきて今月イグジットしたhachidori に投資した岡山さん、半年前からベンチャーパートナーとして参加して頂き、投資先の企業価値拡大にコミットして貰ってる安藤さん、バックオフィス周りしてもらっている神先さんなど感謝しております、これからもよろしくお願いします。出資頂いてる皆様、投資先の皆様もいつもご迷惑をお掛けしてますが、ありがとうございます。

これからクラスターのVRライブ見て、アントマン&ワスプ見に行き、明日はまたシード起業家とたくさん面談漬けで行きます。やってくぞ!

木下 慶彦 - Skyland... | Facebook

 

Facebookポストのままですがこちらにも備忘録がてら残しておきます。一言で言うと、なんとか生き延びたという感じで大きな達成感を感じたことはまだなく、レベルアップの必要な日々だと思いながらやっているし、これからもそれが続くでしょう。

投資先hachidoriがディップ(東証1部)と資本提携しました

7/30 ディップさんのIR、7/31 hachidoriのプレスリリースの通り、投資先であるhachidoriが8.2億円規模の資本提携を行いました。

 

今回の話では

・大企業の新規事業を作る上で、スタートアップを持分法適用まで保有

・シード・アーリーステージの投資家をEXIT

大きな事業をつくるという形であると考えていて、このようなケースはこれから僕らの投資先や日本国内のスタートアップ全般においても多くなるでしょう。 

 

彼らのような会社をこれからもシード・U25からたくさん輩出すべくやっていきます。

Facebookポストと同内容ですがブログにも残しておきたいと思います。

 

クラスターなどと同じく #HiveShibuya 入居第一陣のhachidori がディップさんと資本提携することになりました。

hachidori社長の 伴 貴史 (Takashi Van)さんが初めてやって来たときはペットメディアを準備中の投資銀行・早稲田出身の優秀な若手と言う感じでしたが、ペットメディア→チャットボット→アルバイト周辺のサービスなど事業転換しながらも大きなマーケットに挑んでいます。

今回アルバイト領域のサービスを拡大する上での事業パートナーとしてディップさんとご一緒することになりました。ディップ冨田社長や 進藤 圭 (Kei Shintou)さんなどものすごいスピード感だったので、これからの連携も楽しみです。

Skyland Venturesは一部株式を継続保有し支援しますが、今回の件は良いディールになったと思ってます。

ちなみにhachidori伴さんがファイナンスのデューデリなどほぼすべてやってくれたので僕らは手伝いはほぼしておらず、僕らがやったことは既存株主との調整くらいでした。また、ディップさんをパスしてくれたコロプラネクスト 松原 脩平 (Shuhei Matsubara)さんには御礼申し上げます。

Skyland Venturesも2018年8月末で丸6年、hachidori 社に投資したのが2015年前半くらいのことですが、彼らに投資した頃に決めたことが若手にしか投資しないことで、2018年5月前後から若手経営幹部候補を投資先に送りまくると言うのをやっていますが、僕らも進化して行く必要があります。

それらのキッカケをくれた会社の1つであるhachidori 社に感謝と共に飛躍を今後も一緒につくって行きたいと思います。当社のソーシングは Yoshitaka Okayamaさんでした、彼の方が僕より全然打率が高いのは良いバランスです。

木下 慶彦 - クラスターなどと同じく #HiveShibuya 入居第一陣のhachidori... | Facebook