一生モノのファイナンス入門―――あなたの市場価値を高める必修知識
ベンチャーファイナンスと言えば起業のファイナンスと言う定番実務書がありますが、BSPLの読み方やキャッシュフローの考え方のスタートアップの起業家にとっての定番はなかなか無いなと思っていたのですが、『一生モノのファイナンス入門』はオススメです。金融情報のモーニングスター代表取締役朝倉智也さんの著書です。
初歩的な話もある一方で、上場企業の株価推移や決算短信を使ったケーススタディも載っていて、会計を知識としてだけ書いてる本とは全然違うものだなと感じました。何度か読んでいきたいと思います。
今後強化していきたいベンチャーファイナンス勉強会の初回として起業のファイナンス読み合わせ勉強会を昨日夜は開催。起業のファイナンスは、スタートアップのためのファイナンスの決定版書籍。サイコーの本です。が、理論がわかっていてもファイナンス経験が無いと実際にやるときはどう考えるかわからないことも多いので、試験的にワークショップ形式で、講義を少しと、質問に答えます的な形式で企画したところ15人くらいの起業家がすぐ集まりました。
当日のコンテンツ
・投資と融資など資金調達手法、普通株と優先株
・ベンチャーキャピタル(VC)のビジネスモデル
・VC(株主)はどのようにリターンを得るか
IPO(6-10年くらい)orM&A(2-4年くらい)
・時価総額はどのように計算されるか
PER/PBR/PSR/DCF/EBITDAなど
などを色々と説明。2hくらい行い、たくさん質問も貰いました。ファイナンスの勉強会も2週に一回くらいしたり、今後はファイナンスだけじゃなくて、会計の勉強会も定期化して行くのも良いと思っています。下記にSkyland Venturesの開催しているワークショップ情報はまとめて行く予定です。
最近考えているのは起業家の仕事はとても複合的な仕事なので、自分で本を読んだり人に話を聞きに行ったりがとても重要だと思います。それらのキッカケ作りを本気度の高い限られた人に対して提供して行き、数年後のスタートアップの大成功がここから産み出されるための発射台になりたいと思います。
