日本のスタートアップからのカンブリア爆発

East Ventures松山太河さんのツイートより。

 

 

 

 

 という立て続けのツイートを拝見して考えた。

 

まず恐らく普通の人は、今の流れの継続からはカンブリア爆発のようなものが起きないと思っている。それも自分の関わっているところにおいては起きないのでは?と常に思っている気がしている。けれど、どこかのタイミングに急に増殖するといったことがよく発生する。特にスタートアップシーンにおいては。 

 

  • 日本のインターネット系VCは大手インターネット企業やそのファウンダーの資金によりサポートされている

日本でのVCを7年弱やってきていますが、日本以外だとベンチャーキャピタルファンド資金の大半は機関投資家マネーか、成功したファウンダーなどのエンジェルマネーかと(規模が大きいとファミリーオフィスという形式になるケースが多い)。

 

コーポレート(CVC)の資金額の割合は少ないはず、なぜなら機関投資家の方が資金力はあるため。すると機関投資家の影響力はより強まる。なので、投資スタイルは資金量によるパワープレイ化する傾向があるのかなと。

 

また、世界のエンジェルマネーの中にもファミリーオフィスはそこに専門の運用担当がいて、エクセレントなファウンダーのインサイトを直接得るのは難しいケースが多い印象。

 

日本だと、時価総額100億円から5000億円くらいまでのインターネット企業の資金か、そのファウンダーのエンジェルマネーにより構成されるファンドがたくさんある。金額の割合や影響力も強いところもある印象。

 

もちろん大半のファンド機関投資家のお金により運営されている。が、日本のインターネット産業においては、インターネット企業ないしそのファウンダーマネーによるVCファンドの影響力が強いかと。


それも良いことは創業者やコアな幹部が直接ファンドのアップデートを聞いたりしてくれるところも多い。これは日本特有かもしれなくて、日本のエクセレントなファウンダーとスタートアップの距離が縮まればもっともっとでかいことができるかもしれない。

 

もっと預けて頂いているエクセレントなファウンダーや幹部の方との議論を直接して行きたい。投資先スタートアップにもそれらを広げたい。
※世界のVC事情はよく知りませんがいろいろ仮説だけで書いてるので実際はこうよ!みたいなのもあるかもですがお許しを。