サイバーエージェント藤田晋氏が語るAbema TVの立ち上げストーリー@TechCrunch Tokyo 2016

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昨日、TechCrunch Tokyo 2016 参加しました。Abema TVの立ち上げストーリーを語るサイバーエージェント藤田さんのセッションのメモです。

 

・ターゲットはテレビを見なくなった若者層であり、狙い通りとなった。インストール1000万DL、DAU100万人。コンテンツでアニメが全体の40%。
・現状についてのコメントはなんとかなりそうであると言う感触。スマホで映像の視聴習慣が根付いてるとは思って無かったがなんとかなりそう。最終的には粘り勝ちしたものが勝つインターネットサービス的なポジションに来ていると考えている。
・AbemaTVと、AWAは同じタイミングで立ち上げ、サブスクライブのモデルは受け身で楽と言う体験がある。Netflixなどは数ある映像が並んでいても自分で意思を持って探さないといけない。つまり、受け身のサービスの方が楽であろうと考え、良い感触。
・ライブドアがテレビ局への買収仕掛けた頃は、ネットとリアルの融合に現実感が無かったが、2014年頃にNetflixが日本にネット系の映像企業が参入して来たことによりグッと現実的なものになった。
・テレビ朝日の早河会長に戦略相談されたときに、インターネットでプロダクトを作るには技術チームが無いことが問題であることを話し、一方、買収してちょうど良い会社も無いとなり、サイバーエージェント自ら手を上げた。
・よく単独でも出来たのでは?と聞かれるが
AbemaTVはテレビ局と連携してやらなければならなかった。ニュースやスポーツなど映像コンテンツはほとんどテレビ局が持っている。制作会社が作っていると考えている人もいるが、クリエイティブのコンテンツの制作レベルを引き上げているのはテレビ局の人間。
・AbemaTVは世界にもまだあまり無いビジネスで海外の人からは面白いと言われる。競合に関しても、200億円投資すると言うのを言っているがAbemaTVで200億円赤字なのでもっと実際には投資する予定。このレベルで、莫大に赤字を出せる会社は無いだろう。ゲームが調子良いのもある。テレビ局との連携も必須、ネット企業であることも必須、技術力を結集させて作っている、自社に広告セールスも持っている。
・Ameba立ち上げ時もなんとかした。藤田がコミットしているからと言うのも重要。
など。

 

今、まさに挑戦してる感じがリアルで凄かった。ちょうど昨日、藤田さんの起業家読んでいて、もっともっととことんやらないといけないな。

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