Skyland Ventures 2017年1Q(1-3月)の振り返り  

VCは普段何をしているのか?と聞かれることも多く、これからQの振り返りをブログに残しておきたいと考えています。残すことで後に価値があるのでは無いかと思っています。ちなみに年間の主要活動に関してはSkyland Ventures 2017の主な活動にも書いていく予定です。

 

Skyland Ventures

・総額9億円のSV2号ファンドの資金調達を2016年12月末に完了し、事後対応など

2016年4Qに一気に新規投資とファンドレイズに動いたので、その反動で事務処理対応や投資ポリシーとアクションを再度検討するタイミングへ。

 

・クリエイティブエージェンシーPARK社とのSkyland Venturesリブランディングプロジェクト開始。ミッション&バリューの再設定を開始。

PARKはディレクター、デザイナー、コピーライターの3人で3年前にスタートしたプロフェッショナルチームで構成されているクリエイティブエージェンシー。彼らは制作会社・代理店などを経て、カヤックにも在籍してきた人たちで、大企業とも仕事をしてきた人たちで仕事の仕方に学びが多いです。

 

 

彼らとの出会いはTwitterからでした。Twitterなどソーシャルで起業家を探している自分達として、次の一手を一緒に作る仲間を探すときに、Twitterをやっている人が良いと思い、Twitterでまず探して何人か面談し素晴らしい人達だったので彼らに依頼しました。これについてはまた書こうと思いますが、彼らとミーティングを始めた2017年3月から、とても前進感がある。

 

・WantedlyでSkyland Ventures自体の採用実施開始

SVのリブランディングに合わせて、2017年を新しい一歩にしたい。そのために組織化に取り組みます。SVとしてはCOO候補者として人事・広報プロフェッショナルとしてSV自体や投資先を支援出来る人に来て頂きたいと思っています。関心がある方はSkyland Venturesの Wantedlyよりお願いいたします。

エージェントの方には少し会い始めているのと、他の採用媒体なども考えたのですがスタートアップ数社の中で露出していないがサービス・組織が伸びてると感じる会社がみんな使っていたので、Wantedlyを有料契約をしました。運用としてはWantedly にてエントリーがある人はその日か次の日くらいに電話で15-30分Skypeなどで電話会議するようにしています。

ちなみに指定VCから支援を受けているスタートアップならウォンテッドリー/スタートアップ・プログラムを使えば3ヶ月無料プラン(10万円相当)がありますのでオススメです。

 

Skyland Ventures投資先関連

 

・新規・追加投資

Diverfront シード

ワンダーナッツ シード

ジラフ アーリー

など。非公開としているところもありますが、既存投資先への追加投資を数社に実施しました。

 

・数社のシード〜アーリーステージの資金調達

-八面六臂 アーリー 2.4億円 SMBCVCなど

-hachidori シード 1億円 ベクトル、エボラブルアジアなど

-Doki Doki シード 0.5億円 京都大学イノベーションキャピタル

など。その他、クロージングしたものもありますが、2Q中に随時発表予定です。

 

投資先支援など

・B Dash Campへ投資先6社が参加、U25サミット実施提案。

B Dash Camp 2017 Spring in Fukuokaに参加しましたにも書きましたがシード~アーリースタートアップにとって、次のVCを探すにはB Dash CampやIVSが素晴らしい場だと思っており、今回は6社参加しましたが、今後もシードスタートアップした1年目に参加するよう誘導して行きたいと思っています。

 

・IVSと連携してSkyland Ventures WAVE × IVS Launchpad 開催

イベント実施自体は4月頭でしたが、B Dash CampにてIVP小野さんに声をかけていただき、過去にもIVS Launch Pad審査員として参加させて頂いている縁もあり、若手スタートアップ向けにIVS予選会を開催しようとなり実施しました。スタートアップピッチコンテストSkyland Ventures WAVEを初開催。IVS Launch Pad への出場を賭け6社のスタートアップが参戦というリリースも出しましたが、WAVE という名前でピッチイベントプラットホームをつくり、Skyland Venturesの顔となるようにしていきたいと思います。

 

その他

・IR勉強会を始めました。投資先や投資予定先の本気の起業家に限って受け入れていますがいい感じでスタートを切れています。 

 

雑感

・全体的には打ち手の少ない時期となりました。他方、2017年2Qへの仕込みは多数進んでいて、この2017年2QはSkyland Venturesにとっての勝負のタイミングとなりそうです。

・B Dash CampやIVSなどの素晴らしい日本のスタートアップエコシステムに対してどう取り組むかを考えることが、2017年1Qにおいて大きなものだったように思います。