スクリーン革命、コンピューティングはPC、スマートフォン、タブレット、ウェアラブル、HMDのスクリーンによって表現されていく。

時代はモバイル第一からAI(人工知能)第一へ

 Google CEOサンダーピチャイ氏の記事がとても素晴らしかった。下記を参照。

www.publickey1.jp

www.itmedia.co.jp

 

Googleは上場時である2004年から毎年「創業者からの手紙」という書面を毎年公開している。そちらにある文章が引用されている。

 

モバイルファーストからAIファーストへ

Knowledge for everyone: search and assistance

GoogleがAlphabetとその傘下企業へと組織形態が変わったことで、Googleのミッショッンは「すべての人に情報と知識を」と明確になったとしています。

そして現在の検索の大多数はモバイルデバイスからであり、音声による検索も増加中で、今後は写真の検索などのニーズも増えてくるだろうと指摘。

利用者のシチュエーションを理解し、検索をさらにスマートなアシスタントとして適切なタイミングで適切な方法で提供していく方向性を示しました。

The power of machine learning and artificial intelligence

Googleのさまざまなサービスの背後には長期的な機械学習やAIへの投資があり、最近のブレークスルーにより囲碁のチャンピオンにも勝利するようになったと。

そしてこの勝利は文字通りゲームチェインジングなものであり、より知的で私たちの日常生活を支援するサービスや、さらには気候変動やがん検診といった大きな課題へ取り組むための大きな一歩だとしています。

More great content, in more places

かつてインターネットのコンテンツはWebページが中心でしたが、モバイルへの転換とYouTubeGoogle Playといったサービスの強化で、インターネットで動画や音楽、ゲームなどのコンテンツが楽しめるようになってきており、今後もその方向性で推進していくと。

Powerful computing platforms

コンピューティングは机の上にあるコンピュータからモバイルフォンへ、そしてタブレットなどへ広がり、さらに腕時計や自動車、バーチャルリアリティなどへ広がり続けているとした上で、AIファーストの時代へ移ると、次のように書いています。

将来に目を向ければ、次の大きなステップはデバイスという概念が消えていくということだろう。いずれコンピュータ自身は(それがどのような形態だろうと)日々私たちを支援するインテリジェントアシスタントになっていく。私たちはモバイルファーストの世界からAIファーストの世界へ移っていくつもりだ。

Building for everyone

Googleはテクノロジーを誰にでも使えるようにと考えており、それは安価なモバイルデバイスや検索やVR(仮想現実)によって、ケニアに住む農夫が小麦の価格を検索したり、教室にいる子供たちがVRで教会のチャペルの中を見たりすることなどで実現しようとしていると。

そして最後は次の文で結ばれています。

私たちにとってテクノロジーは私たちが作った製品やデバイスというだけではありません。そこに終わりはありません。テクノロジーは民主化の力であり、情報を通じて人々を支えています。Googleはインフォメージョンカンパニーであり、それは創業のときからいままでずっとです。そして人々が情報に接することで起きることに、私は日々驚かされ、触発されています。

 

引用:Googleは「モバイルファーストからAIファーストへ」。その理由は、いずれデバイスという概念は消え去り、インテリジェントなアシスタントになるから - Publickey

 

とあった。

 

スクリーン革命、コンピューティングはPC、スマートフォンタブレットウェアラブルHMDのスクリーンによって表現されていく

 VRが来るか、来ないかや考えるべきかどうかの議論は既に不要だと思う。ただ、VRのHMDがいつ流行るかなどに限らず、本格的にあらゆる”スクリーン”のあるものによってコンピューティングがなされ、人類はそれを有効に活用するような時代になってきている。

 これまでのWEBページと言った記事・テキスト中心のコンテンツから今後一層、画像・動画コンテンツの時代になってくる。クリエイターが世界にコンテンツを発信していける時代にようやくなって来ていると言う感じがする。

 

スクリーンの革命。ユーザーインターフェイスの革命のような時代に既になっているだろう。

 

 スタートアップや新しいことに取り組む人間たちは、動画・VR・ゲームなど映像・ビジュアルコンテンツ・リッチコンテンツの中でモノづくりすることともっともっと向きあわなければならない。