スタートアップ参謀とは
スタートアップ参謀とは、スタートアップの創業期に幹部として加わり、事業成長に貢献した人を指しています。
スタートアップ参謀 春田真さん
DeNA取締役会長・球団オーナーを経て現在はインキュベーション会社ベータカタリストを運営されている春田真さんの本を先日読みました。
春田真さんの経歴
1992年4月、株式会社住友銀行に入行。同行退職後、2000年2月 株式会社ディー・エヌ・エーに入社、同年9月に取締役CFOに就任。2008年7月、常務取締役CFOに就任。2011年6月、取締役会長に就任。DeNAの上場を主導するとともに大手企業とのJV設立や横浜DeNAベイスターズの買収等M&Aを推進。2015年4月 株式会社ベータカタリスト設立。代表取締役就任。
若手社会人、特に金融機関やコンサル会社に務める25-35歳の人などにオススメしたい本で、春田真さんのようなスタートアップ参謀としての生き方に触れて貰えればと思っています。
起業家以外の視点でのスタートアップの成長ストーリー
この本で語られるのは、起業家以外の視点でのスタートアップの成長ストーリーです。
内容としてDeNAの経営を通じた
・上場後の企業経営
・企業買収(特に球団買収)
・主要事業の変遷
・経営陣交代
・上場前の資金調達
・上場準備
・幹部の入社
などをリアルストーリーとして触れることが出来る。それぞれのタイミングで春田さんが考えていらしたことがDeNA創業者南場さんの『不格好経営―チームDeNAの挑戦』と同じく赤裸々にかかれている。本で語られる内容などからDeNAの経営陣はとても正直な方々だという風に思う。
スタートアップ参謀のキッカケは自分で手繰り寄せるもの
DeNAへ自分で問い合わせをして採用された
春田さんは、自ら新聞記事などでDeNAの創業事業であるオークションサービス ビッターズを運営することを知り、さらにその後サービスリリースしたのを見て気持ちが高ぶり、DeNAの社員募集のページから話を聞きに行き入社へ。入社時の年収600万円(前職年収約1000万円)という待遇を落としてやってきたという。
DeNA入社時は銀行勤務8年ほどの経験の30歳前後
京大卒業後、住友銀行に8年勤務後、DeNAの入社は30歳前後であり、上場準備担当者となる。DeNA会長になったのは40歳前後。会長と言う役職からも、この時点で50歳くらいの方なのでは?とのイメージがあったが若くしてDeNAへ入社し、取締役就任・会長へ就任している。
合わせて読みたい春田真さんについての記事
・ 「私という人間は春田と2人で社長だった」DeNA南場氏の思い / 日経ビジネスオンライン
http://business.nikkeibp.co.jp/article/opinion/20150417/280086/
・DeNA春田氏が明かす著書執筆の理由「南場さんの本には書かれていないことを書いた」 / ハーバービジネスオンライン
https://hbol.jp/37392?display=b
・南場氏右腕が見た、DeNA不格好経営の舞台裏 / 東洋経済オンライン
http://toyokeizai.net/articles/amp/70046?display=b
スタートアップ参謀のためのイベント開催予定
ゲストは春田真さんでは無いですが、『スタートアップ参謀』をテーマにイベント開催します。
起業家よりもそれを支える参謀役員が足りなすぎるという課題からのプチイベントです。仕事の出来る若手の申込をお待ちしています
— Kimiyuki Suda 須田仁之 (@sudax2000) 2017年9月15日
9/22 19:30 調べるお×スダックスのスタートアップ参謀のススメ https://t.co/ywVPbIc0ep #SVcampus