成功する人を見抜く方法がある
マルコム・グラッドウェル「天才!」(英文ではOUTLIERS ※単語を訳すと『天才』より『異端』の意味の方が近い)を読みました。
この本では、多くの人が偶然であろうと思うようなポイントだが、議論しつくされていないことを例を出しながら紹介されている。これらの例を見てすら、納得しない人もいたりするのが世の常だと思います。紹介されている例を下記にあげていきます。
カナダのアイスホッケー選手の大半が1月生まれ
アイスホッケーのプロ選手は1月生まれが多いらしい。理由はアイスホッケーチームに入る12月に最も身体が大きくなっているからだと。では起業家は?と言う話が続く。天才! マルコム・グラッドウェル pic.twitter.com/YXo2Y0WcKx
— マックス木下 (@kinoshitay) 2016年9月19日
アイスホッケーの選抜タイミングが12月なので、毎年このタイミングで身体が成長している1月生まれの人は圧倒的に有利である。これが若い世代にとっては大きな差になる。
世界の大富豪のうち20%は米国出身の1930-1940年生まれ
世界の大富豪=成功者75人のうち、14人が米国生まれ、かつ1930-1940年に生まれている。理由は1860-1870年代に鉄道が引かれ、工業生産の時代が始まり、転換期を迎えたときに彼らは30代だった。それこそが重要だった。 pic.twitter.com/44EeOYtVMd
— マックス木下 (@kinoshitay) 2016年9月19日
シリコンバレーの英雄は1975年の世界初のPCが発表されたときに20歳前後である1955年生まれだった。そのため彼らは革命に参加出来た
シリコンバレーの古株起業家においてパソコン革命にとって最も重要な日はいつかと尋ねられれば彼らは1975年1月と答えるはず。世界初のパソコンAltair8800の特集を組んだ時である。その時に革命に参加できる年齢に達しているか、また年齢が行き過ぎて無いかが重要で理想は20歳。
— マックス木下 (@kinoshitay) 2016年9月19日
Microsoft創業者ビルゲイツ、ポールアレン、スティーブバルマー、Appleスティーブジョブズ、Google会長エリックシュミット、サンマイクロ創業者ビルジョイ、ビノッドコースラ、アンディベクトルシャイムは1953-1956年生まれであり1975年の革命に参加できる年齢だった
— マックス木下 (@kinoshitay) 2016年9月19日
今そこに起きている革命に気付くには
この本で紹介される幾つかの事実を見て、それほど大きな問題ではないと思って見逃していることが大きな差になっていると言うのを感じた。これについてもっとたくさんのことを考えて行きたい。
例えば僕らの触れていることで言えば1992年世代が芯があり、後に大成功する起業家が多いと感じている。これは偶然なのか?偶然と片付けるのは簡単だが、そうではないだろうと言う仮説を立ててみた。もっと多くの事実に仮説を立てて考えるようにしていこうと思う。