#スピードMTG SEEDSを行っている理由

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たった15分?スピードMTG SEEDSとは

U20/25のシードスタートアップに投資するVCであるSkyland Ventures(以下SV)では、毎週水曜日に15分×10本のスピードMTG SEEDSという取り組みを2年超に渡り続けています。ちなみにSEEDSというのはシードスタートアップがたくさんきて欲しいので、SEEDSと名前を付けています。

 

SVが日々行っているイベントをconnpassにてイベントページをオープンして広報していますが、スピードMTG SEEDSも、同じようにイベントの1つとして、掲載しており、自分の予約時間枠のチケットを選び、予約する仕組みになっています。

 

 

Twitterで日々広報しています。 

 

スピードMTG SEEDSは、たった15分ではありますが、集中した15分は、60分のMTGよりも価値があると考えており、真剣にMTGします。この場の15分でSkyland Venturesから投資をオファーするケースもあります。この場で話をして一度、スタートアップする前にインターンをした方が良いとなり、投資先などでフルタイムでインターンをしている人もいます。

 

2018年4月のconnpassページは# 89 スタートアップ・スタートアップ志望者向け #スピードMTG SEEDS(4月)となっているように、初期の方でカウントが漏れていたころもあると思うのですが最低でも89回(89週間)は開催しています。

 

スピードMTG SEEDSを行っている理由

MTGまでのスピード感が重要

おそらく多くの起業家やVC、またそれ以外の方にも活動を広げて行くとあることでしょうが、新しい人とのアポイント調整が2週間後くらいで設定することになってしまいます。

 

僕らの場合においても、日々多くのスタートアップに自らor先方からの問い合わせ・ご紹介などでコンタクトをしていますが、1h毎でアポを入れていると対応するのが2週間後のスケジュール提案となってしまい。そのせいで僕らがシードVCとして選ばれないというのを避けるために始めたのがスピードMTG SEEDSです。

 

これを始めて以降、そもそも僕らに問い合わせを貰った後に、僕ら側がスケジュールをスピーディに提示出来ないために話が始まらなかった会社はほぼ無いかと思っています。

 

VCとのMTG の敷居を下げる

最近、世界的なシードファンドであるY combinatorを改めて少し調べているのですが、[jp]噂のベンチャーファーム、Y Combinatorの実態に迫る(その1) | TechCrunch Japan

にて紹介されているオフィスアワーのような、自由にアクセスできるMTGを多くのVCは持つべきだと思っています。

 

Y combinator(YC)のオフィスアワー

オフィスアワーは週に2〜3日、投資を受けた創業者たちは実際にYCのオフィスにやってきて、PGなどYCのスタッフと議論をする。別に義務ではなくて、好きなときに好きなだけ議論するのだけど、最初の1カ月は製品の構想だけで応募してきた人はその構想をよりよいものにするためにそのアイデアをとことん詰めていく。一方、製品もできて売上もある応募者であれば、その先のマーケットをどうやって広げるか、IPOを目指すのかといった先の話を詰めていく。

 

『オフィスアワー』の一般的な意味合いは、大学で、教員が学生の質問や相談を受けられるように研究室などにいる時間のようなので、やや僕らは教員的なものというより、フラットにMTGをしましょうということで、『スピードMTG』という名称でやっていっています。

 

シリアルアントレプレナーや投資先の社長にもスピードMTGが広がる

名古屋拠点でクラウド請求書のサービスを弥生会計の弥生株式会社にM&AされたMisoca社長でシリアルアントレプレナーの豊吉さんや奥村さんがMidland IncubatorsスピードMTGを名古屋で運営していたり、SV投資先のAIプログラミングサービスAidemyを運営する石川さんは、毎週社員・インターンの仲間集めや若手起業家からの相談などにAidemyスピードMTGを始めています。

 

 ワンダーナッツ中山さんも早速はじめました

  

スタートアップは社長の時間が本当に大切なので、このような仕組みを浸透させ、たくさんのマッチングが行われると良いなと思っています。

 

SVとのスピードMTG SEEDSへぜひご参加ください

最後まで読んで頂きありがとうございます。もしSVとのスピードMTG SEEDSに関心を持って頂いた方は下記よりエントリーください。

http://www.skyland.vc/seeds/