VC向けICO勉強会に参加しました

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※写真はDCM原さんのFacebookより

 

先日のことですが、DCM Ventues Kenichiro HaraさんのICOセッション素晴らしかった。

 

○ビットコインなど暗号通貨全般
・ビットコイン、イーサリアム、ブロックチェーンとは。実際にサービスを使いながら解説。
・ビットコインの時価総額はどこまで行くか、金との比較から考える。
・暗号通貨のポテンシャルの1つはインターネットにおけるアプリケーションレイヤーからプロトコルレイヤーのものが軸足になってたくさんのものが生まれていること

 

○ICOとは
・ICOトークンをエクイティなどと比べた時の資産としての優劣
・ICOにおける成功事例やプロダクトの事例。ただし、ほとんどがまだサービスイン出来ていない。
・ICOのホワイトペーパーとは
・ICOのプレセールスとは
・ICOのアドバイザーとは
・ICOするときの会社スキーム
・ICOで集めた資金は売上なのか、前受金なのか

 

○ICOが広がって以降
・VCは投資先ないし投資予定先のICOとどう向き合うべきか、スタートアップのICOを制限するべきか、乗っかるべきか
・ICO浸透後の社会にて生まれる格付け機関、コンサル・・

 

など情報がたくさんでしたが、”ICOはあくまで前受金としてトークンセールスできる手段である”と言うのを個人的には再確認しました。

 

暗号通貨含めて詐欺的なものとしての言及が多いですが関わる人の人口が少なく新しいものであるからこのように思われていますが、VCをスタートアップがうまく使いこなすべきであるようにコイン発行が向いている分野においては、デファクトになると感じました。

 

原さんがとても詳しくかつ初級者に対しても丁寧に説明するタイプですごい貴重な時間でした。そしてラクスル松本さんやグロービス高宮さん伊藤忠河野さんなど社長やパートナーがたくさん参加する場を原さんがアレンジして会があったのも素敵でした。

もっとこのICOの領域でチャレンジして行く必要がある。

 

木下 慶彦 - 昨日のことですが、DCM Ventues Kenichiro... | Facebook

Kenichiro Hara - 投資家を中心に暗号通貨/ICOの勉強会を昨日行いました。実際に今後案件に関わるであろ... | Facebook

たまたま出会った人から影響を受けろ

たまたま出会った人から影響を受けろ

今日昼過ぎにNTVP 村口 和孝 (Kaz Muraguchi)さんと遭遇したのですが、「たまたま出会った人の影響を受ける才能」が必要だなと思った。

 

村口さんと大学時代に会ってた人は多数いたはずだけど、いまVCやってる佐俣アンリさんや僕などは超少数派な訳で、その差が何かと言えば、「会った人に影響を受ける」かどうかみたいなところな気がした本日。身近な人に良い影響を受けるというのを大事にしたい。

 

たまたま目の前にいたから得たエンジェル投資

とある大物上場企業経営者がなぜ投資先にエンジェル投資してくれたかと言えば、「たまたま目の前にいたからだ」と言っていたそうだ。そう言う人の前で、バットを振ってる必要があるな。

 

https://www.facebook.com/max.kinoshitay/posts/10155331296809580

https://www.facebook.com/max.kinoshitay/posts/10155330575889580

 https://www.facebook.com/max.kinoshitay/posts/10155315010624580

『起業家教育をどうするか』@ Tech in Asia Tokyo 2017カンファレンス

画像に含まれている可能性があるもの:1人、室内

本日は『起業家教育をどうするか』と言うテーマのセッションにTech in Asia Tokyo 2017カンファレンスに登壇させていただきました。

 

話したことと考えていたことを整理のために振り返り。

 

『起業家教育をどうするか』

 

最初に

Skyland VenturesはU25へのシード投資にフォーカスしていて投資先はインターネットサービスが中心で約50社。これからはU20の起業家がめちゃくちゃ増えるので、そこにもガンガン投資したい。

 

起業家とは

起業家は会社を創業するとなれるものだと僕は思っている。特に若くして起業すれば多くの人に反対され、設立に20万円超かかり、書類ごとも大変。そう言うことを実際にやる人は本当に少ないから起業してバッターボックスに立った人が起業家になる。起業家になるとギアが入る人がいるので、目の前の人を起業させた方がいいと思う。

 

起業家を増やすためにはどうするか

起業を増やすには大学1年生向けに取り組むことが重要だと最近感じている。大学3年生にもなれば就活を始め進路を考え出す。そこから起業に目を向けて貰うのはほぼムリ。なので1年生が大事。これは社会人になって1-2年目は割と出てくるがそれ以降はそれなりに5-10年働かないとなかなか出てこなくなるのと同じで周期がある。大学1年生に向けた取り組みがもっと必要。


起業の手続きもハードル

・資本金1円で起業しようにも実際の設立コストは20万円超。
・慣れた人でないと1週間で登記を終わらせるのは無理。
・設立しても紹介が無いとメガバンクの銀行口座を空けるのに審査が通らない。
・未成年は親権同意が無いと法人をつくれない。
と言う課題があり、これらの環境をもっと変えて行く動きも必要になると思う。最近まで見過ごしていた。

 

大学の意味とエリートドロップアウト

起業することに対して日本の大学の意味はあまり無いと思っている。ただし、起業家で成功する人はエリートドロップアウトだ。

東大起業家がやはり多いし、みんな成功すると思うし投資したい。しかし、大学自体に行かないで起業し成功する人がこれから爆発的に増えると思う。そう言う人でもエリート的な評価を受ける方法の1つはプログラミング経験だと思うので、例えばプログラミングを学ぶことを推奨したい。僕も勉強したい。

 

なぜVCをやっているか

DeNAへの投資や直近ではブロックチェーン関連のテックビューロへの投資で知られるNTVP村口さんに学生時代にあったことからVCに関心を持った。大学卒業から8年超VCをやっている。最初の会社では、もっと思いっきり働きたい、シードアーリー投資に関心を持ち、次に移った。2社目ではVCとして独立を前提に頑張れと言われ、それが1つの目標とした。その後にSkyland Venturesをつくって5年、ここ2年で明確に若い人に投資することにフォーカスして行くようになった。

 

テクノロジーに触れる、便利なものに触れる

僕も2017年になってビットコインを持ったけどビットコインを持ち、肌で体感するべき。(ちなみに会場の300人前後くらいで持ってる人は1-2割だった)。
僕は自分より若い学生起業家がビットコインで儲かってると自慢されてやった。自分より若い人に言われたら新しいサービスに触るようにしているし、もっとそうしていきたい。

 

今回のカンファレンスDavid Corbin、Peter Rothenbergやボランティアスタッフの皆様など素晴らしいカンファレンスでした、運営お疲れ様でした。一緒に登壇した Antti Sonninen 栗島 祐介さん、Mikiさんもありがとうございました! 眞下 弘和さん写真ありがとうございます。

 

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