Skyland Ventures Campus in 名古屋 地方はまだまだ可能性が眠っている!! #svcampus

いつもSkylandVenturesのイベントに来てくれている名古屋の大学在学中の公認会計士の渡邉 孝江さんが名古屋でtakae nightを開催するということで名古屋に行ってきました。

 

 

午前中は

Nagoya Startup News」 名古屋のスタートアップ事情を配信するニュースサイトの若目田 大貴さんのコーディネートでシェアオフィス巡りをさせていただきました。

 

・1件目 フィーバー柳橋さん

ガレージ間満載の秘密基地的なシェアオフィスでした。

                              www.youtube.com

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ARマーカーが錬成陣みたいなかっこいいゲームも体験させていただきました。

 

・2件目は旅人とシェアするワークプレイスsharebase.InCさん

おしゃれな内装でエアービーもされているそうです。名古屋に行った際はぜひ!!

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 お昼

Misocaの豊吉さんとランチをご一緒させていただきました

 

無料で使えるクラウド請求書作成管理サービス「Misoca(ミソカ)」の豊吉 隆一郎さん、奥村 健太さんとランチをご一緒させていただき、名古屋スタートアップの事情やMisocaさんの創業秘話聞かせていただきました。

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そのあとはMisocaさんのオフィスにもお邪魔させていただきました

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午後

Skyland Ventures Campus in 名古屋を開催しました

約50名の名古屋の学生が集まってくれていました。名古屋初1回目のイベントで50名の20代のスタートアップを目指す若者が集まり、大盛況となりました。

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Nagoya Startup News若目田さんもこのイベントをきっかけに起業することが決定しました。

 

Misocaの豊吉さんにも今回は特別にプレゼンしていただきました

 

名古屋のスタートアップしたい学生は豊吉さんのツイッターを全員フォローしましょう!!

 

初めての名古屋でのスタートアップイベント!Skyland Ventures Campus まとめ 

わみくんが作ってくれました。
togetter.com

そしてtakae nightへ!!

8月から東京のスタートアップへコミットする孝江さん地元の方々の愛がすごかった。

東京でも頑張っていきましょう!

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・当日の様子はこちらから

 

 

 

イベントを終えて

・名古屋でのイベントでは最初ほとんど名古屋の学生へのつながりがなかったが1人の学生が全力でコミットしてくれたおかげで、1週間で、50人の学生が集まった。(名古屋で20代の学生が集まることは今までなく、最初で最大のイベントになったという言葉をいただきました。)

 

 

・終わった後参加者と懇親会をして話していたが、起業したい学生が複数名いて相談を受けた。本人のやる気がある人が多いが、情報や肌感の違いで機会損失が多く生まれていた。

  

これからもSkylandVenturesではガンガン地方でイベントをやりたい、また地方から東京に来て一旗あげたい学生をサポートしていきます。

 

うちの地元でも私がスタートアップ盛り上げていきたい。20代のスタートアップコミュニティ作りたい。東京に来て起業したいなどの方いたら是非下記まで連絡ください!

 

ちなみに次は東北でイベントを行います!

 

連絡は下記まで!

マックス木下 (@kinoshitay) | Twitter

岡山佳孝 (@okayama1991) | Twitter

 

labs.skyland.vc

 

最後に

 

 

DOKI DOKI CEO 井口尊仁さんに聞くテクノロジースタートアップをシリコンバレーでやるべき理由

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 先日は、投資先DOKI DOKI CEO 井口尊仁さんが ‪#HiveShibuya‬ に来てくださいました。入居者の若手スタートアップ向けに井口さんのこれまでやこれからのビジョンをお話頂きました。今後、当ブログがにもインタビュー形式にてまとめたいと思っています。

 

何年経っても全く色褪せないスタートアップ界のスーパースター起業家 gumi國光宏尚氏、DOKI DOKI  井口尊仁氏の存在

 

僕は2009年4月からベンチャーキャピタリストの仕事をしていますが、その当時から僕にとってのスーパースターはgumi 国光 宏尚さんと、当時セカイカメラをやっていたDOKI DOKI  井口尊仁さん。彼らの持つ、今でも全く色褪せないスタートアップ感みたいな空気はなんなのだろうか。彼らに共通するところとしてあるのは、若い人や起業したばかりの人にも全力で自分達のサービスや考えてることを、ずっと話し続けること。
何年経っても彼らのような空気感を出して行ける人を目指して行きたい。

 

DOKI DOKI CEO 井口尊仁さんに聞くテクノロジースタートアップをシリコンバレーでやるべき理由

先日のインタビューで聞きながら取ったメモを先んじて公開します。


・2008年 iPhoneが出る前にセカイカメラのコンセプトをTC Disruptにて公開。現実世界をタギング出来るアプローチを目指した。

 

・ポケモンGOがAR的な世界を実現したが、このアイデアは当時斬新だった。テクノロジーの進化は早い。100年後はディスプレイに向かって打ち込んでるのはバカバカしい事をしていたという世界になる。

 

・2013年にはGoogleグラスに勝負をかけた。テレパシーを開発するテレパシーワン社を創業。当時Googleグラスは2つの大きな問題点があった。
1.デザインがダメ。女性は使わない。
2.ユースケースが無かった。グラスに時計が出ますと言うユースケース。
そこで、当時考えたのは一人称で見えてるものを中継出来ること、それに絵文字でレスポンス出来るもの。女性とも、エモーションを送りたかった。だからテレパシー。見えたものを感動して共有出来るのはとても重要であると考えた。

 

・2014年はDOKI DOKI を創業した。AR/VR、ロボティクス、コネクテッドカーなどの世界になり、コンピュータの数量が変わる世界になる。何兆個ものコンピューティングデバイスがあるのが当たり前になる世界になる。例えばこれからは家電がインターネットになる。その時の問題は、あらゆるデバイスを対話可能にする必要があり、そこにチャレンジしているのがDOKI DOKI 。対話を可能にするサービスを作っている。

 

・これまでのコンピュータの進化はUIの進化だった。ディレクトリに辿り着くのに、dirと打つ世界からシンプルなUIになっていった。

 

・プロダクト名やコンセプトが明確なスタートアップをやっている理由は、名前は大事だと考えているからだ。名前は3日徹夜すれば良い名前になる。投資対効果が良いから当たり前に努力すべき。

 

・色々と活動していて、井口さんだから出来るんですよね?と言われるのは心外だ。セカイカメラを持ってTC Disrupt に行き、2000人の前で英語でピッチをしたが、2000人の前で英語ピッチすることは、誰にでも出来る。エントリーフォームもオンラインにあるものだ。そこにチャレンジしただけ。すると、世界の投資家が連絡して来た。自分が凄かったのでは無い。プロダクトが良かったからだ。

・起業するかについて悩む人も多いが、井口さんの拠点であるシリコンバレーは起業しないのか?と悩むのがバカバカしく感じる場所である。

・しかし、シリコンバレーも昔からこうでは無い。シリコンバレーの歴史も35年くらい。サンフランシスコが盛り上がり始めた歴史も10年くらいのものだ。誰かがやっている。

 

・起業のノウハウなどどこにもない。自己資金も普通の人は無い。だからまずチャレンジするしか無い。

 

・シリコンバレーではGoogleが自動運転カーを創り、Wi-Fiを張り巡らせるためのエアプレーンを飛ばし、Amazonはロケット飛ばしている。これを10年前ならアホかと思われていた。

 

・インターネットは滞在時間が重要と言われ、ヤフーが強かった。しかし、滞在時間を持たせないコンセプトのGoogleが出てきて当初はみんな信じなかったが世界制覇した。AirbnbやUBERも人の家や車に載ることなんて誰もがあり得ないアイデアと言った。しかし、今誰も不思議に思わない。シリコンバレーに行かない理由は無い。

 

こう、色々と聞いてシリコンバレーへの熱がまた上がってきたので、まずは2週間くらい行くタイミングをなるはやでつくりたいと思っています。一方、日本は世界に戦える才能ある人がスタートアップしていないと思うので、Skyland Venturesは、そう言う人がスタートアップするような世界をとことん創ります!井口さんありがとうございました。

 

元記事1 元記事2 

 

ぼくらの仮説が世界をつくる(コルク佐渡島庸平) を読みました

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 宇宙兄弟やバガボンド、ドラゴン桜などを講談社時代に編集者として担当し、出版エージェントのコルクを創業した佐渡島庸平の著書。

 

編集・出版の業界は本の販売チャネルである書店とのリレーションが強い出版社から出た本が売れると言う構造に日本ではなっているが、世界では編集エージェントと言う役割が大きな価値を産んでおり、コルクはそのエージェントとして事業をスタートしている。


編集者の特権と創り手の才能を世に広める仕事

編集者、テレビのディレクター、ファッションデザイナーなどは特権を持っていると言う。世間には存在しないデータを元に、作った人が才能があるかどうか、自分の感性だけで決断することができるため。そのくらい創り手と二人三脚で進める仕事であると言うことだと思う。

 

仮説を立てるには

日常生活の中で、なんとなく集まってくる情報、そして自分の中にある価値観が大切。トライアンドエラーが重要である。

 

×情報→仮説→実行→検証
○仮説→情報→検証→仮説の再構築→実行→検証

 

宇宙兄弟を広めた話

宇宙兄弟が売れる前は、読者アンケート分析によると男性が7割だった。しかし、当時売れている漫画は7割読者が女性だった。聖☆おにいさんは8割女性読者だった。背景は30-40代の男性は漫画は忙しくなり書店に足を運ばず漫画を読まなくなっていった。

立てた仮説として、女性読者が増えると宇宙兄弟はヒットすると言うこと。そのときにやったことは、20万円ほどの予算で美容院に宇宙兄弟を無料配布したこと。

 

考え方は下記

・美容室は椅子6つで、3回転、18人/人、月1000-2000人が2カ月に一度程度のサイクルでやってくることになる。

・ヒット前の作品は20-30万円ほどしか無い中でプロモーションをする必要がある。

・漫画を読ませるには第1巻を読んでもらい継続して買ってもらう必要がある。ある人がその後もファンになり20巻まで買うとすると1.2万円ほどの売上になる、それを獲得するのに500-1000円はかけてもよいだろうことになる。

・自分のやりたいことを決めて、それから情報を集める。情報を集めてからやりたいことを決めない。

 

とても良い本でした。スタートアップも仮説を作っては検証し続けるものだと思っており、スタートアップの経営者にはぜひ読んで欲しい本です。