スタートアップは減っているのか?
VCの仕事をしていると、新しいスタートアップが減っている?と言う風に思うタイミングは定期的に来ます。ちなみに、2016年1月も急にそのように思ってしまった。Skyland Ventures始めてからは約3年半ですが、これまでにもたくさんあった。振り返ると、その度にEast Ventures松山太河さんに会っているなと思い返した。
もちろんこの話は本当はしにくい。VCがスタートアップと減ったって言うと、仕事しているのか?と、本末転倒な感じだからだ。なのでこんな話を相談する人はかなり限られる。
スタートアップは常に生まれている。発見出来ていないだけ
こういった迷いがあると、定期的に太河さんに会う際に、
木下「最近スタートアップ減ってませんかね?」
太河さん 「いや、常に生まれている。発見出来ていないだけだ。」
と言うくだりを数ヶ月おきにら過去5-6回くらいはやった気がしている。
太河さんにこのように言われると、僕よりも経験も信頼も実績もある人が言うのだから、そうだ、手を打たなければと思って帰る。
ベンチマークしている人の言葉の価値
これに対して思ったのがベンチマークしている人がこのように言うのはとても大事でパワーをもらう。自分の方が年齢も下なのに僕の方が手数を持って人と会えてないなんて言うのはヤバイなと。
今回決意したのはこのくだりはもう繰り返さない。同じ質問があったときに、常に見つけられていないだけだと考えることにした。しかし、同じことを5-6回繰り返した。1人で悶々として考えていた回数は当然もっとある。
スタートアップは常に生まれいるが、発見出来てないのは自分たちが見ていない・見えていないだけだ。
事実としては
・スタートアップは増えているはず。毎年起業していく人が激減することもそんなに無いだろう。統計的にみてもおそらく。
・他方、僕らもスタートアップに会い投資すことが事業そのものなのですが、今月はあまり会えかったと感じるタイミングはある
事業は波が常にあるので、2-3ヶ月間そのように感じることは普通にあるものであろうと。こう整理した。
カンブリア爆発はある
そして、あるタイミングには爆発的に増加するカンブリア爆発があるはずだ。そのタイミングを常に信じて取り組んで行きたい。歴史は繰り返すから。
そんなことを思った今朝でした。本日も頑張っていきます。