(IVS2015 Spring Launch Padの写真)
IVSとは?
IVSとは、インターネット業界のトップレベルの経営者500名~が集まる招待制のスタートアップカンファレンスであるInfinity Ventures Summit(インフィニティ・ベンチャーズ・サミット。以下IVS)の略である。毎年2回開催されています。
国内を中心としたスタートアップ業界のトップ企業であるLINE、ミクシィ、DeNA、GREE、コロプラなどの日本のインターネット業界を代表する企業の経営陣や主要なベンチャーキャピタリストがセッションにて自社の事業展望や新規事業について語ります。
次回は2016年12月5日(月)~12月7日(木) に京都にて開催。
詳細は Infinity Ventures Summit on Strikingly
スタートアップしたい・VCになりたい人はIVSに参加・スタッフ参加をした方がいい
スタートアップしたい・VCになりたい人は #IVS のスタッフをした方がいい。というブログを書こうと思う。https://t.co/7D1Ra10Wt4
— マックス木下@今すぐ起業しよう! (@kinoshitay) 2016年5月12日
と言うのをつぶやいていますが、最近スタートアップ界隈にいる大学生~若手層のスタートアップに対してはっきり言って、疑念を持つケースがあるのは「プロダクトに集中したい」というコメントだ。
プロダクトに集中したいと言って逃げていないか
プロダクトに集中したいという名の逃げをしていないかと言うこと。プロダクトに集中して取り組んでいる人にとって、たくさんの人がいる場所やイベントなども多数ありすぎてすべてに顔を出してはいられない。それはそうだろう。またパクられリスクがあるなどの場合もある。ただし、プロダクトに集中したいとこもっている若手スタートアップはプレゼンが下手な場合が多い。結局勝つために手段を選んでいては行けないので、プレゼンがうまい、プロダクトが弱い会社に資金調達で負けたり事業スピードでむざむざ負けに行くこともないと思う。
プロダクトに集中しているスタートアップも機会を活かしている
Skyland Venturesの投資先であり、世界で累計3000万インストールのゲームアプリBrainWarsやBrainDotsを開発するトランスリミット高場(@hiroki_takaba)さんは、当時2名のエンジニアで開発していたが、社長である彼も当然開発に入りながら、サービスリリース直前にIVSのピッチイベントであるLaunch Padに登壇。優勝はならずでしたがリリース前に多くの国内のインターネット業界のキーマンに会社のこと・爆発力のあるプロダクトを開発していることを発信する機会になった。
その後トランスリミット高場さんはサービスリリース・大規模なユーザー獲得・LINEなどからの3億円の資金調達・エンジニアの採用などを行い、スタートアップイベントに顔を出す回数は減りました。
しかし彼は一貫して創業から「プロダクトに集中している」と思う。最も人数が少なく開発に集中すべきタイミングに、自らIVSに登壇することを選んだ。
トランスリミット高場さんの当時のプレゼンの様子はこちら。
一つ一つの機会を大事にしない人に大きな機会は来ない
IVSなどの登壇やプロダクトリリースを経てトランスリミットへのLINEからの出資がスピーディーに決まった背景は、僕が参加する早稲田OBによる起業家講座を運営しているOBの集まりでLINE CSMO舛田さん(@masujun) などと懇親会があり、その二次会を渋谷道玄坂で行っていた。
その際に、今の#HiveShibuyaのあるスペースにトランスリミットがオフィスを構えており、高場さんに参加しないかと声をかけた。そこで舛田さんは高場さんのことを良い人物だという評価をしてくれたらしく、投資の意思決定は幾分早まったかと思う。僕がトランスリミットに出来たことはこのくらいだ。高場さんも面倒がらずに来てくれたことが大きい。
LINEや大きな会社の幹部層の時間は有限なので、顔合わせをするだけでも時間を数週間、場合によっては数ヶ月を要する。なので、こういう引き合わせの場を作ることに価値は大きいと思っているし、それこそIVSのようなスタートアップイベントのような場があることの意味だろう。
IVSから事業成長・資金調達を成功させたスタートアップ・VC
もともとIVSの参加者などで活躍するスタートアップやスタッフ(主に大学生~20代の若手)としてその後の機会を得た人達を知るかぎり紹介したい。
・クラウドワークス吉田浩一郎さん @yoshidaCW
吉田さんの著書などにおいてもIVSのおかげで、今のクラウドワークスがあると書いておられます。
・AnyPerk CEO 福山太郎さん
日本人初のY combinatorに参加した起業家でありUSでの活躍で有名です。「秘密のベールに包まれたIVSに参加したかった」と言う風に書いていますがまさに・・・!
・ANRI佐俣アンリさん
IVSのスタッフから世界一のVCを目指すとのこと。
・TLM 木暮さん (@keysket)
・Skyland Ventures マックス木下
このブログを書いている僕自身、IVSスタッフをして、その後にSkyland VenturesをスタートしていますがSkyland Venturesの最初のファンドの大事な出資者になったセプテーニ佐藤さん、アドウェイズ西岡さんなどとはIVSで出会っています。
スタートアップしたい・VCになりたい人は IVS のスタッフをした方がいい
もう2016年5月開催のスタッフ受け入れをしているかわからないが、今後スタートアップをしたい・VCになりたいと言う大学生~若手社会人の人はスタッフとして参加してみてはどうだろうか。