SKYPEのリプレイス?クラウド会議サービスのZoomがSequoiaから$100M資金調達
個人的に気になっているサービスの一つであるクラウド会議サービスのZoomが2017年1月にSequoia Capitalから$100Mの資金調達を行っており時価総額は$1Bとなり、ユニコーンへ。
Zoomがすぐれたプロダクトである3つのポイント
Zoomは、使いやすい1つのプラットフォームにクラウドビデオ会議を統合的に提供している。PC、スマホの主要なデバイスでのサービスが提供されている。日本語で紹介されている記事は少ないのですが、Web会議室Zoomが選ばれる7つの理由に書かれているところとほぼ同一ですが、
ユーザーにとって利便性が極めて高いプロダクトのポイントは
・IDを共有しなくても、ワンクリックでつながる。多くの人がSKYPEやLINEのIDを交換するためにメッセンジャーでのやり取りをしてきたと思いますが、URLもしくは会議ナンバーを共有すればその会議に入ることが可能です。
・ワンクリックで録画ができる。ビデオ会議での面談が世界では爆発的に増えており、講演やデモなどであれば録画アーカイブできることの価値が高まっている。
・接続が安定している。オンライン会議サービスなどではここが肝ですが、SKYPEやLINEなどでもここに悩まされたユーザーが多かったはずで、Zoomは非常に良いユーザー体験を提供しています。
世界45万のユーザーを抱えるZoomの最新のユーザー実績とは
・45万社のビジネスカスタマー、うち5800の教育機関にて利用されている
・2016年は前年比215%成長していて、現在のペースでは年間150億回の会議がなされるペースになっている。
・100万人のデイリーMTG参加者がいる。
・2016年のガートナーのウェブカンファレンスのリーダーである
・業界をリードする水準のNPSは69である
出典:Zoom Partners with Sequoia in $100 Million Funding Round
とあるように、何よりZoomがそのプロダクトとして素晴らしいのは45万のカスタマーにサービスを提供できているほどに多くのユーザーにサービスが届いている。
Saas型のサービスがこれからも多くのインターネットユーザーの活動を侵食していくであろうと思う。