東京から世界的成功する天才は探せるか

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(Skyland Ventures Family 2015年12月)

 

 今回、新たにブログを作ってスタートアップやベンチャーキャピタルのことをSkyland Ventures視点で定期的に発信して行こうと思っています。過度にハードルを上げないで割りと短めに書いていきます。

今回のテーマは「東京から世界的成功する天才は探せるか」です。

簡単では無いのですがSkyland Venturesが、今後ずっと長い間取り組んでいくテーマです。

2015年Skyland Venturesとして決めたことは「天才を探して投資する」ということ。ベンチャーキャピタルの仕事だけを大学卒業後7年ほどやって来ましたが、天才に投資すべきであろうとのことを明確に考えるようになりました。

天才とは

天才というと多くの場合、定義の揺れがあると思うのですが、天才の定義も考えました。

 

天才とは「毎日、50年ぐらいのスパンで何かを続けられる人が天才である」

 

と定義しました。これはメジャーボールプレーヤーのイチローからヒントを貰って、この結論となりました。彼は9歳(小学校3年)の頃から毎日野球に取り組んだそうですが、42歳になっても現役を続けている訳です。それも打ち続けている。一回ホームラン王になることよりも、もっともっと難易度が実は高いことだと思います。

 ただイチローはすごい面白いベンチマークで日本で例のほとんど無いメジャーリーグでトップレベルの打率をキープし続けているし、彼と並ぶスターと言うのはいないのではないかと。世界を見渡しても。

 

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(Source)

 

 そして、起業家として大きな成功を目指すにはとにかく続けて行かなければならないという点で、イチローとも変わらないレベルで挑戦し続けなければいけないことになるかもしれません。

 

天才に無理してはなれない

 多くの人はイチローのようになれないと言うかもしれません。それは確率論的にも鍛錬をいくら積んでも難しいことかもしれない。ただ、多くの場合、この論点が抜けているであろうことは、イチローは野球を楽しみ続けていると思う訳です。野球をやらない人は野球の楽しさを知らないし、野球をしてトライしている人でも、野球を楽しみ続けられる人は一部なのだと思います。

 

単純に楽しいと思える人に楽しんで取り組んでもらう。それが突き抜ければ世界的なスターとなる可能性も十分ある。そんなことを思っています。もちろん楽しみ続ける先には多くのライバルが登場しピュアに楽しめないタイミングもあるかもしれない。それでも楽しめる人が真の天才では無いだろうかと思っています。

 

世界を変える天才とは

インターネット(テクノロジー)だけが、世界にサービスを届けるチャネルになると思っていて、インターネットのスタートアップで世界を変えるなら

・スタートアップが解決すべき課題について考え続けられる天才

・プログラミングをし続けられる(モノづくりし続ける)天才

は必要です。

 

そのときに何事であっても、何かを続けるのを諦めるのは大概

・年齢

資金

によるところが大きいと思っています。なので、僕はベンチャーキャピタリストとして創業から関わらせて貰ったスタートアップの資金の悩みを幾ばくかでも解決して行って、大きなゴールを目指したいと思っています。

 

天才のハードルと課題に気づく年齢

 天才のハードルは高くないです。プログラミングが好きで毎日続けているようなプログラミングの天才は若い人を見ればたくさんいる。日常的に課題に感じていることを課題として捉えていくことが重要で、そういう人が課題解決出来る人なのだろうと思っています。ただ、課題に気づく年齢は25歳くらいまでなのでは無いかと思っています。

 

インターネット(Paypal)・宇宙(SpaceX)・エネルギー業界(Tesla Motors, Solar City)に革新を起こしたイーロン・マスクは24歳の頃にスタンフォードに入ってすぐ辞めると共に、これらの業界を変えることを決めている。そこから40歳オーバーの彼は毎日この課題を考え続けたものかと。イーロン・マスクは解いた課題が大きすぎるが25歳くらいまでが課題に気づく限界年齢だと思う。

 

結論 

「東京から世界的成功する天才は探せるか」については、もし探せるならば、25歳以下の人に積極的に会うことだと思っていて、そういう人に気になる課題や気になる課題と思えていないことを聞き続けることなのでは無いかと思っています。

 

積極的にU25の人に会っていきたい。もしブログを読んでくれた人はフォローください。