最近は社会人数年目の大企業出身者、投資銀行やコンサルタント経験のある20代の方からVC・スタートアップで働きたいとの話のメールで問い合わせをもらうことが多くなってきました。数ヶ月に一回問い合わせをもらうのは昔のブログで書いた 新卒でベンチャーキャピタルに入るべきか否か の記事からが多いです。
今日訪問してくれた人は、私立高校、慶応義塾大学、大手コンサルの社会人2年目のプロフィールの人でした。
会った瞬間にパット見、とても可能性のある人だったと思ったので、彼の話を聞く前に、彼に2つの話をぶつけてみた。
コンサル・投資銀行などにいる若手社会人にGW前に考えて欲しい2つの選択肢
1. 4月末に現在のコンサルの会社を退社し、GW中も関係なく思いっきり仕事をしているスタートアップ的な環境で働く
2. 今のコンサル会社で当面働く、GWはたぶん沖縄に行ったり出来るだろう。
だと、どっちが良いかと言うのを聞いた。これは例えばの話に過ぎないが、こんなような選択をしてみてはどうかと考えている。
大事なことは全力で取り組める環境
こういう選択を提示すると、極端過ぎると言われるかもしれませんが、重要なことだと思っている。ここでもし決断しなければ、決断は1-2年先にしか来ない。スタートアップにおいて、パワーを発揮してくれる人はこんな選択をして内側に入ってきてくれる人だと思っている。
今の会社を必ずしもやめれば解決するものでは当然無いけれど、なんらか迷いを持ったり、特に若手はエネルギーの矛先を探している人が多いはずだと思う。そういう人は全力で取り組める環境の方を選んで貰えればと思っています。
VCを目指すな、社員数10人以下のスタートアップを目指せ
僕は新卒からVCになったし、VCが増えて欲しいと思うのですが、よほどある業界でのネットワークや知識を持っている人以外は、社員数の少ないスタートアップやそれに近い環境に身を置いたほうが良いのでは?と相談される中では思っています。なぜならスタートアップ経験者からVCになる人が少ないからです。僕自身もスタートアップ経験はありません。
ただ、僕はSkyland Venturesをスタートする前に、パートナー4人のみのインキュベイトファンドにアソシエイトとして1年間お邪魔させて貰った。自分のVC歴の7年を振り返ってもすごい良い期間だったと思うのですが、それはパートナー4人のみでやっていたVC会社だったからだと思っています。なので、この1年はまだスタートアップ的な環境だったような気がしています。VCで働かなくとも、そういう環境値に身を置いた方を良いと考えています。
大事なのは成長し続けられること
ちなみにある人が僕のところに1ヶ月前に訪問してくれた時に20代、30代、40代年齢別ベンチャーキャピタリスト(VC)を目指す人へのススメ という記事を書きました。この人は今度ベンチャーキャピタルで働くと言う。
先の記事では 40代でVC目指すなんて遅い? いや、日本のベンチャーキャピタリストにも多様性を | TechCrunch Japan と言った記事が出たように多少波紋を呼んだのですが、26歳でSkyland Venturesを始めた僕も今や30歳になり自分の関わっているスタートアップに30歳~くらいの年齢で、いざやって来た時にどのように捉えられるかを日々考えています。
トコトンなんらかの領域を開拓し続けられる人が求められているのであってそういう人と今後も働いていきたいと思う。
この記事を読んで貰ってなんらか話をしたいと思ってくれる方は
kinoshita@skyland.vc までご連絡お待ちしています。