シリアルアントレプレナー井口尊仁の再始動!
シリアルアントレプレナー井口尊仁さんの新プロダクトであるbabyがUSにてローンチされました。Skyland Venturesから井口さんの新会社であるDOKI DOKIへ出資させて頂いています。
早速Tech Crunch Japanに掲載されています。
シリアルアントレプレナーの井口さんが選んだのは声の市場
「アメリカでの学生ヒアリングで分かるのは、見ず知らずの人と仲良くするのに慣れていること、おしゃべりが大好きなことです。アメリカの若い子は相変わらず電話をしているんですよ」
最終的に声のコンピューティングを作りたい
井口氏自身も「ユースケースが見えないし、なんでこれが流行るのかという論理的な説明が付かない。ヒットして何百万人がコアユーザーになってくれると、なんか良いんじゃないってなるだけ。プラットフォームサービスって、そういうものですよね」と話している。
現在シリコンバレーでは声系サービスに対して、がぜん注目が集まっている。コンピューターと人間のインターフェイスは、文字ベースのCUIに始まり、2次元のGUIに進化し、続いてタッチで置き換わり、次は音声だという見方をする人が業界では増えている。音声は人間にとって自然だし、操作対象が複雑で膨大になるにつれてGUIのようにキレイに対象を階層的に整理できなくなっているからだ。パソコンユーザーなら誰でもメニューの中を迷子になった経験はあるだろう。
狙うはインターネット上にどこにも無い声のビッグデータ
音声が「次のUI」として注目されている一方で、井口氏に言わせると今の音声系サービスには決定的に欠けているものがある。「SiriにしろCortanaにしても欠けてるのは、しゃべりたい、と思わせるもの」(井口氏)。結局、今のところどんな話題にも対応できるAIは存在しないので話す理由がない。買い物をするためのAmazon Echoはどうやら合理性がありそうだとシリコンバレーの人々は考え始めている。しかし、買い物のように明確な理由もなくコンピューターに向かって話を続けることはない。
一方、もし活発な声コミュニケーションがBabyで生まれると、ちょうどTwitterがリアルタイムの世界のつぶやきを獲得できた(マネタイズはまだ苦労しているが)ように、Babyは誰より早く声のビッグデータを取れるのではないか。それが井口氏の狙いだそうだ。「最終的に声のコンピューティングを作りたいんですよ。ARやVRにはインターフェースとして音が向いてますし、ながら、のときにも音が向く。AppleがAirPodsを出したことで『ヒアラブル』が注目されて、いまシリコンバレーでは『次は声だよね』という認識ができつつある」
プロダクトのムービーも併せてご覧ください
シリコンバレーでスタートアップすべき理由
新プロダクトであるbabyを引っさげてスタートアップしている井口さんに聞いたシリコンバレーでスタートアップすべき理由についてもぜひ多くのスタートアップの方にも読んで頂きたい。
最後にぜひUSの方はぜひbabyのプロダクトを体験ください。また、絶賛開発メンバーを募集しています。
もし開発に関心がある方は上記WEBサイトもしくはDOKI DOKI CEO 井口尊仁さん
(@iguchiJP) のTwitterより。