ベンチャーキャピタリスト(VC)志望者の学生・社会人は世界のスタートアップデータベース・メディアサービスPediaのインターンをした方がいい

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世界のスタートアップデータベース+メディアサービスPediaとは

 Pediaは世界のスタートアップのデータベース+メディアサービスです。運営のメインはEast Ventures Analyst  坂上聖奈氏(@seinas___) です。日本版のCrunchBase+TechCrunchのような感じのイメージです。坂上氏は慶應大学SFC時代から複数のスタートアップでのインターン→ゲーム開発→スタートアップの立ちあげ→East Venturesで働く20代女子ですが、世界のスタートアップの資金調達動向に関しての詳しさは日本で5本の指に入る人です。

news.thepedia.co

 

Pediaはスタートアップそのもの

 East VenturesのEIR (Entrepreneur in Residence、日本語では社内起業。USのVCでは多い。)という制度にて産まれたプロジェクトがたくさんある。スタートアップスタジオと言う仕組みもこれらと似た仕組みです。

 East VenturesとSkyland Venturesは共同で道玄坂コワーキングスペースを運営しているがPediaも#HiveShibuyaから産まれたスタートアッププロジェクトになる。

 

スタートアップは一人でもくもくやることからスタートすべき

 運営の坂上氏の働き方は素晴らしく、刺激を受ける。現在は10記事/Dayほどの記事を配信するが、世界中のニュースを読み、日本語に情報としてないものをメインに翻訳記事として配信しているそうだ。デイリー10記事の翻訳記事をインプットしながら一人で書いている。#HiveShibuyaにて、ほとんど立ち上がることも無く集中して実施している。そこら辺のスタートアップやベテラン・若手VCよりよっぽど働いてる。それも毎日感じがよく笑顔で、あと安定してる。朝すごい遅い日とかも無い。Twitterもよく見て動向をウォッチ出来ている。

 

VCとしてスタートアップに偉そうに、仲間を集めろなど言うケースは多いし、僕自身もそのような言ってたことありますが。

 

スタートアップの初期は、1人で黙々2-3年くらいやるくらいの覚悟感や情熱がないとか、ダメだろうと。そこで同じレベルでやりたい人が現れたらチーム化すればいい。

 

運が良ければ、最初からそういう人がいるかもいれないがそんなプロジェクトは少数だ。世界中のスタートアップにおいても、創業者一人だった会社が大半であろうと思う。

 

スタートアップは、大企業の新規事業みたいにある種予算取りしてスタートしている訳では無いので、Pediaはスタートアップそのものであると思っている。

 

もちろん、今の時代のインターネットサービスのものづくりをする際に、チーム作らなければいけないとかそう言うものもあるけれど。まず自分1人死ぬほどやってると思われてない人間では、友達にはなれるけど仕事仲間にはなれない。

 

世界ではスタートアップメディアにVCが投資したり、自社で立ちあげ

 世界一のインキュベータ Y CombinatorはスタートアップメディアMacroをリリース。

thebridge.jp

 

2012年にスタートしたTechCrunchベテラン記者がスタートアップメディアPand Dailyは、Marc Andreessen、Peter Thiel(PayPal共同創業者)などFacebookのVC・投資家だったメンバーが投資している

元TechCrunchベテラン記者が新スタートアップ系ニュースサイト「PandoDaily」 -INTERNET Watch

 

ベンチャーキャピタリストとして自分のファンドに投資する資金しか今は無いですが、今後こういうスタートアップエコシステムを作っているところに対する投資を行なう仕組みは考えていきたい。

 

そんなPediaはインターン生を募集しているそうです

 

 

 自分もVCになりたい学生や若手が増えて欲しいが、その領域で多くの知識やネットワークを得るのにすることは記事を書くこと・読むことをすべきであろうと思っていて。若手のVCなりたい人が現れた際に、例えば一つの方法論としてはPedia運営メンバーより毎日たくさん記事を書けるような人でないと、古参のVCたちの経験に打ち勝って行くことは難しいだろう。そんなことを思った。