究極のブラウザアプリSmoozをつくりながら目指すもの #アプリ開発QA

Smooz加藤さんをゲストに来て貰った #アプリ開発qaの当日のQAセッションは前回照会した記事のとおりです。

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当日の冒頭に加藤さんの自己紹介やSmoozの狙いについてスライドをつかって話してもらいました。スライドは Creating tools for the future // Speaker Deck 。そのときの話を書き起こしました。

 

明日(アス)のツールをつくるアスツール

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 こんばんわ加藤と申します。アプリ開発おじさん、37歳です。今日はせっかく来て頂いたのでここでしか聞けない話をできたらいいなと思ってます。資料は英語になってますが、説明は日本語でしますが5分ぐらいちょっと僕自身の紹介をさせてください。

 

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高校・大学時代はいわゆるパソコンオタクで触ったりしているのがとても好きな学生でした。それで大学卒業してからはソニーに入り、MD Walkmanの部署やエクスペリアの部署にいて、ここで感じたのはハードウェアのビジネスはめちゃくちゃ厳しいなって言うことでした。少しデザインを変えたりすると数十億円予算が変わるので、ハイリスクハイリターンなビジネスだと感じました。

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ハードウェアのビジネスは面白いけど、自分で起業して取り組むには難しいと思いますが、ソフトウェアなら1個作ったら1億コピーしても元はタダじゃないですか。競争はこちらも激しいんですけど、なんとかここでやっていきたいと思って30歳過ぎてからプログラミングを勉強し始めていったんですね。

 

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その後は、楽天に移って、この時も起業するので3年ぐらいで辞めるのでと修行させてもらう感じで、楽天では楽天のアプリやViverというメッセンジャーアプリなどのプロダクトマネージャをやって、その傍ら個人開発でテニスのスコアをアップルウォッチで忘れないようにつけるアプリの作ったりして、2015年のベストアップルウォッチアプリに選ばれました。

そして、さらにその後、自分の会社を作りました。何やるかってな全く決めてなくスタートしましたが、人間の能力を拡張する様な道具を作りたいと思って『アスツール』という社名にしました。ゲームなどのように時間を潰すものじゃなくて、人間が効率的に時間を使うことやってもっと人生を豊かにしたい、意味のあるものにできるようにしたい、そう思って会社を作りました。

 

究極のブラウザアプリSmoozをつくりながら目指すもの

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で、今やってるのはですねブラウザアプリを作っていてSmoozというアプリで、だいたい20万ダウンロードぐらいの状態です。今のところ、広告はしておらず、本当にクチコミだけで広がっています。2016年にはアップルさんからベストアプリに選んでいただきました。

 

 

なぜブラウザを作っているかといえば、スマートフォンのホーム画面を見た時に、SafariはiPhoneが出て10年の中でずっと残り続けていると思ったんです。

 

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メッセージ(SMS)はLINEになって、

メールはGmailになって

メモはEvernoteになって、

と変わっていっているのに、Safari だけはiOSの標準ブラウザを変えられないけれど、本当に良いもの作ったら世界中の10人に1人ぐらいの人は使ってもらえる可能性があるじゃないかなと思ってブラウザを作ることにしました。

 

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iphone を出てから10年経っているんですけどブラウザは全く進化していないと思ってていて、Safariではタブを切り替えるのにも一苦労。

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Smoozでは検索した結果のリンクを押していけばタブが新しく開いて、スワイプするだけでタブが切り替えられていく。この真ん中のボタンを上に引っ張るだけですぐタブを消せる。

 

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それから長期的にやっていきたいのは文字を打つのめんどくさいと思うので、見てるページを元に、次見たいページを予測したいとか言うことをやりつつ、その中に広告を入れて行くこともできるのではないかと思っています。

 

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画像に含まれている可能性があるもの:1人、スマイル

Smooz 開発者の加藤雄一氏のTwitterは @sassymanyuichi